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記事一覧
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やっと返辞はしたが
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「でも……」と、やっと返辞はしたが、子供のような答えです。すると、ヘミングウェー嬢は、
「アラ、厭なの。じゃ、何かそこでしていんじゃない? 抽斗や、下着入れを覗いているんだったら、今のうちに蔵うことよ……」
やがて私は、パドミーニが出しわすれていた三角スポンジを手に、把手をやんわりとひねっていました。が、実のところは、動作に現われているような、そんな落着きはないのです。
(なにを……ミス・ヘミングウェーのこれは、意味するのだろう。処女が、娘の媚態ともいう羞恥心を捨ててまで、自分に、浴室に入れとは、戯れだけと云えないことだ。)
と、妙な自負心に、私はからだ中浮いてしまったように……ああ、Mr. O"Grie、嗤いますね。が、それも、あなたはミス・ヘミングウェーを知らないからです。
つぶらな瞳、弾力のあるふっくらとした頬、顔もからだも、ほどよく締っていて、弾みだしそうです。
神品ですよ。触れようとしても出来ぬものはことごとく神品です。
私は……だが、いかなる場合でも、ブリスコーの生徒でした。
「じゃ、ここへ置きますから」
「そう。有難う。でも、ちょっとの間なら、ここにいてもいいわ」
私の、そのときの驚きは何ものに例えようもありません。しかし、ミス・ヘミングウェーは、続けさまに云うのです。http://tonikaku.point-b.jp/b/index.php?year=2013&mon=06&day=02&cd=1
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