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記事一覧
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それから又二年過ぎた
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それから又二年過ぎた。そうして、柚湯の日に徳さんの死を突然きいたのである。徳さんの末路は悲惨であった。しかし徳さんもお玉さんもあくまで周囲の人間を土百姓と罵って、自分達だけがほんとうの江戸っ子であると誇りつつ、長い一生を強情に押して行ったかと思うと、単に悲惨というよりも、むしろ悲壮の感がないでもない。
そのあくる日の午後に、わたしは再び建具屋のおじいさんに湯屋で逢った。おじいさんは徳さんの葬式から今帰ったところだと言った。
「徳の野郎、あいつは不思議な奴ですよ。なんだか貧乏しているようでしたけれど、いよいよ死んでからその葛籠をあらためると、小新しい双子の綿入れが三枚と羽織が三枚、銘仙の着物と羽織の揃ったのが一組、帯が三本、印半※が四枚、ほかに浴衣が五枚と、それから現金が七十円ほどありましたよ。ところが、今までめったに寄り付いたことのねえ奴等が、やれ姪だの従弟だのといって方々からあつまって来て、片っ端からみんな持って行ってしまいましたよ。世の中は薄情に出来てますね。なるほど徳の野郎が今の奴等と付き合わなかった筈ですよ。」
わたしは黙って聴いていた。そうして、お玉さんはこの頃どうしているかと訊いた。
「お玉は病院へ行ってから、からだはますます丈夫になって、まるで大道臼のように肥ってしまいましたよ。」
「病気の方はどうなんです。」
「いけませんね。もうどうしても癒らないでしょうよ。まあ、あすこで一生を終るんですね。」と、おじいさんは溜め息をついた。「だが、当人としたら其の方が仕合わせかも知れませんよ。」
「そうかも知れませんね。」
二人はそれぎり黙って風呂へはいった。
新宿 和食 天に跼り地に蹐む
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集める楽しさとアレンジする楽しさ
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私は缶バッチを沢山コレクションしています。
世界中に缶バッチコレクターがいるぐらい、種類が豊富で、
さまざまな形やデザインがあり、集めだしたらキリがないくらいです。
それに、価格も手頃なので、気に入ったものがあれば迷わず買ってしまいます。
今熱いのが、輸入のヴィンテージ缶バッチです。
海外のキャラクターや、英字のデザイン、解読不能な記号のような
へんてこりんなものから、おしゃれでかっこいいものまで、
世界にはまだまだ沢山溢れています。
また、コレクションとしてただ集めるだけでなく、ファッションの一部として
取り入れています。
キャップにつけると、ボーイッシュで可愛いですし、
バッグにワンポイントでつけても可愛いです。
デザインによって違った風合いを出せるのも、楽しいと思います。
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