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記事一覧
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若者は毎朝日課のやうに海にむかつて
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若者は毎朝日課のやうに海にむかつて
農民諸君と叫ぶ
それからくるりと踵をかへして
農民組合の事務所へゆく、
ねつつこい、たゝかひを開く為めに赴く、
仕事が終へるとこの若者は寝にかへる、
稲が小山のやうに積まれた
その下に立つてゐる
この稲は彼のベッドだ、
間もなく稲のピラミッドの中に彼はもぐりこむ
――おまへは夕べ、何処へ泊つただ。
――あゝ、わしは
友達のあつたけい、寝床へ寝ただよ。
母と子はたがひに案じ合ふ、
母はこゝろの中でおどろいてゐる、
息子が村の若者をみんな引きつけてゐるといふことを。
海にむかつて、まるで日蓮さまがやつたやうに
しきりに何か叫んでゐる息子を。
稲積みの中に寝て家に帰つてこない日のあることを。
ちかごろ鉄砲のやうに続けさまに
苦しさうな咳をしだしたことを。
**がしきりに息子の後をつけ廻してゐることを。
成田市 歯医者
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